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命がけで笑えるならすばらしい世界

 投稿者:関本 ぶりき  投稿日:2008年12月 9日(火)00時48分28秒
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   「命がけで働いてみろ」
 昔とあるレストランの厨房でバイトしていた時に、レストランの店長
に言われた台詞である。
 「命がけで働いてみろ」
 その言葉を聞いて私は5秒ほど、凍ったのを覚えている。
 「命がけで働くわけがないではないか。だって、命が一番大事だから」
 と店長に言いたかったが、根性がなかったので言わなかった。
 この台詞を聞いて私は思ったのだ。
 「この人とは働けない」
 私の厨房人生は3時間で終わった。

 「命がけで働く」
 そのとき私は何一つ命をかけていなかった。
 大学卒業後、私は自称コント屋という、所得税のとられることこのない
職業に就いた。所得税がとられないのは、所得がないからで、所得がないと、
資本主義社会ではちと辛い。
 自称コント屋にコントの依頼はほとんどこなかった。では一日何をしてたのか。
池で魚を釣る、一日に風呂を三回はいる、NHKのラジオを聴く、新聞の折込広告
を声にだして読むなどのことをしていた。
 それでもコーヒー代、タバコ代など、貨幣を必要とした。
 親のすねをかじり過ぎた男のアルバイト先がレストランだったのである。
 そんな奴が、命をかけるわけがない。

 私がお金が欲っする理由は、生きたいからである。つまり、命を守るためである。
命の継続に必要なのは、飯であり、水であり、布団であり、コーヒーであり、タバコ
である。それらを手に入れるために働いているのに、仕事に命をかけだしたら、本末
転倒ではないか、とコント屋、コックの服着てポツネンとしたのである。

 「必死でやってるのか」
と、アルバイト先のイベント会社で言われたことがある。
 これまた「ポツネン」としたのを覚えている。
 「人間は必ず死ぬ。必死。必ず死ぬから必死。必死でやるってのは、
必ず死ぬようにやっているのか?という疑問文だろうか。よくわからん」
 となったのである。
 「もしかしたらあれか、このイベント会場設営の仕事が終われば死んでしまう
というぐらいに体力を使え、ということだろうか」
 とも考えた。
 そして簡単な答えがでた。
 「イベント会場設営で命尽きてたまるかあ」
 と。

 えええ、つまりだ、私が言いたいのはですね
「自殺してはいけないよ」ということなのです。
 厚生省ではなく、関本佳史からの訴えであります。
 

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