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Re: リンクがない!

 投稿者:古本屋  投稿日:2013年11月 5日(火)21時26分0秒
返信・引用
  古本屋さんへのお返事です。

> 一緒に暮らそうの続編21の22へのリンクが普通のテキストになっていました。(一覧からは見れる)

失礼しました。20から21へのリンクでした
 
 

リンクがない!

 投稿者:古本屋  投稿日:2013年11月 5日(火)21時23分34秒
返信・引用
  一緒に暮らそうの続編21の22へのリンクが普通のテキストになっていました。(一覧からは見れる)  

はじめまして

 投稿者:きわ  投稿日:2012年11月22日(木)12時20分25秒
返信・引用
  「嘘つきLovers」で海月さんの大ファンになり、サイトにお邪魔しました。
年甲斐も無く、胸がきゅんきゅんしてしまい、
史さんとユウリちゃんにはまってしまいました。
その後の二人の様子も見てみたいので、続編を期待しています♪
今、「恋愛パズル」を読んでいます。なかなか切ないです。
最近の私は、どっぷり海月さんワールドに浸かってます。
これから、サイトの作品も読ませていただきます。とっても楽しみです!
お体に気をつけてこれからも頑張ってくださいね。それではお邪魔しました。


 

Re: 初めまして^^

 投稿者:海月メール  投稿日:2010年12月22日(水)12時53分20秒
返信・引用
  > No.45[元記事へ]

たまさんへのお返事です。

お返事がものすごく遅れてしまってすいませんでした!
こちらのチェックをたまにしかしていなかったもので……

サイトを始めて3年目。初期の作品は拙かったり、現在もまだまだ勉強中ではありますが、どきどきなど読者様に伝わっているというのは嬉しい限りです。
中々、更新頻度は低めではありますが、またお暇なときに覗きに来ていただければ幸いです。

書き込み、ありがとうございました!
 

初めまして^^

 投稿者:たま  投稿日:2010年12月 1日(水)12時04分5秒
返信・引用
  時々どきどきしながらあとは登場人物達の様子が微笑ましくて楽しく読まさせていただいています。あっと言う間に読みすすんで続きを楽しみに待っています。。  

Re: (無題)

 投稿者:海月メール  投稿日:2009年12月25日(金)23時59分26秒
返信・引用
  > No.38[元記事へ]

ふうさんへのお返事です。

色々と調べてみたのですが、ブラウザ「safari」でエンコードが初期値のまま
だと文字化けしてしまうようです。
あと、私のホームページのほうに言語指定が抜けているのが原因です。
今後、言語指定を加えていく予定ですが、しばらくはブラウザの言語指定を
日本語にしていただければと思います。

今まで気づくことがなかったので、ご指摘いただき調べることができました。
今後も使いやすく、見やすくなるように改善していきたいと思います。
ありがとうございます。
 

Re: リンク連絡

 投稿者:海月メール  投稿日:2009年12月 7日(月)00時10分13秒
返信・引用
  > No.41[元記事へ]

二次元世界の調教師さんへのお返事です。

初めまして!

リンクの件、了解いたしました。
ご報告頂きありがとうございます。
 

Re: ありがとうございます!

 投稿者:海月メール  投稿日:2009年12月 7日(月)00時08分48秒
返信・引用
  > No.40[元記事へ]

しいなさんへのお返事です。

いつも、丁寧にコメントをありがとうございますっ!
こちらもコメントを見ながらニヤニヤしています。

未央はずっと苦労してもらう予定ですw (ちゃんとハッピーエンドにはなります)
また更新が間延びになりつつありますが、がんばって更新したいと思います。

「悪魔と天使」シリーズまでありがとうございます。
東君お気に入りでしたかぁ。彼は可哀想な立ち回りですね。ぬかよろこびをしたところでアレ? と言う展開。
真季の成長を見守る立場になりつつ、大学に進んでからいいことが・・・。
っていう番外編のネタを持ちつつ、形になっておりません(汗
 

リンク連絡

 投稿者:二次元世界の調教師  投稿日:2009年12月 5日(土)07時23分53秒
返信・引用
   初めまして。「新・SM小説書庫」管理人の二次元世界の調教師と申します。

 貴サイトにリンクを張らせて頂きましたのでご報告申し上げます。ありがとうございました。

http://remotecon.blog122.fc2.com/

 

ありがとうございます!

 投稿者:しいな  投稿日:2009年12月 2日(水)22時52分46秒
返信・引用
  ↓の短編2つ、ありがとうございます!ニヤニヤしながら読んでました。
それと、「俺様~」更新したんですね。未央の苦労はまだまだ続く…(というか永遠に続きそう…)みたいな感じですかね。
未央には負けずに頑張ってほしいところです(笑。

「悪魔と天使シリーズ」第2部まで読みました♪楽しかったです。
東くんが結構お気に入りだったので、結ばれなくて残念でした。でも、まぁ東くんは彼氏というよりも友達の方がいいかな、って思います。

ではでは、またの更新お待ちしています(^.^)/~~~
 

はじめまして

 投稿者:海月メール  投稿日:2009年11月29日(日)23時15分8秒
返信・引用
  >ふう さん
初めまして、来ていただいたのに文字化けですいません。

当方windows PCでIEとFire Foxで確認したのですが、文字化けの確認ができませんでした。
エンコードなどを変更してもダメでしょうか? お手数ですが、ご確認をお願い致します。
 

(無題)

 投稿者:ふう  投稿日:2009年11月29日(日)08時50分22秒
返信・引用
  初めてHPを訪れたのですが、気持ち悪いくらいの文字化けですごいことになってます…  

匠海の煩悩

 投稿者:海月メール  投稿日:2009年11月28日(土)17時24分38秒
返信・引用
   もっと感情を出してもいい。と、言われたことが何度かある。いつからか、発言をする前に自分の
中で言うべきことを反芻するようになっていた。
 子供の頃から自分より先に感情を爆発させるのは、一つだけ年上の姉、みーちゃん。
 泣くのも笑うのも、怒るのも悲しむのも、いつでもみーちゃんは素直に感情を表に出す。
嘘や隠し事なんかは出来ないタイプで、言いたいことがあるときにもすぐに分かってしまう。
 そのせいかは分からないが、出遅れる俺はみーちゃんをぼーっと眺めている間に感情を表に
出すタイミングを見失っていた。

 中学生になってから、あの人たちとやりあうためには丁度よかった。可愛げがないとか言われたりも
したが、俺に必要なのは可愛げではなく、怯むことのない不屈の精神。そして、一歩離れて見れる冷静
な目。

 どんなことが起きても表情に出さない。それは、あの人たちと渡り合うためのものだったのに……。

「たーくーみー」
 ぺたりと背後から抱きついてきたり。
「匠海っ!」
 正面から勢いよく抱きついてきたり。

 俺の精神はいつからか、みーちゃんに試されるようになっていた。

 そしてみーちゃんの成長に合わせて、柔らかなものが……。いや、だめだ。そんなことを考えちゃ
いけない。いけなんだ。……でも。
 気にならないわけがない。ましてや、ただの姉ではない。みーちゃんは、俺にとって……。
いや、冷静になろう。気にしちゃいけない。

「あ、匠海―。お風呂空いたよー」
 みーちゃんがお気に入りの部屋着。上はフード付に下はホットパンツ並みに丈が短い。
冬も同じで生地がもこもこになるだけ。そしてお風呂上りは……ノーブラ。
 ほんのりと赤い頬、同じものを使っているはずなのにみーちゃんはいい香りがする。あからさまには
見ないようにしていながらも、チェックをしてしまっている。

 告白をしてしまってから、みーちゃんが抱きついてくることはなくなってしまった。だから、
せめてこのお風呂上りの姿を見るぐらいは……。
 俺がよこしまな気持ちで見ていることをみーちゃんはまだ知らない。いや、知られるわけにはいかない。
 同じ屋根の下にいる分、あの人たちに比べたら俺は恵まれている。が、今まで弟としてしか見られて
いなかった分のハンディ。この密かな目の保養ぐらいは許される。……と思う。
 好きな相手が近くにいる分の苦労だって。

「匠海―。アイス食べる?」
 お風呂上りに、お気に入りのバニラアイスを食べているみーちゃん。近づいて口を開ければ、
みーちゃんがアイスを入れてくれる。

 間接キスだとか、あーん。だとか……。やっぱり、一つ屋根の下。元弟の立場は苦労を上回る幸せが
あるのは内緒だ。

──────

こんなの匠海じゃない! って方、すいません・・・(汗
いやでも。好きな子がいる中学3年生はこんなもんじゃなかろうかと思います。
 

感謝です♪

 投稿者:海月メール  投稿日:2009年11月26日(木)19時12分15秒
返信・引用
  >しいな さん
サイトから下ろす前に「スキンシップ」を読んで頂き、ありがとうございます♪その……
読みにくい文章だったかと思いますが(汗
強くて折れにくい小さな女の子を想定したひよりですが、かわいいと思っていただけて嬉しいです。

「俺様~」は匠海ファンが多いです。中学生のくせに中学生らしくない大人なところでしょうかw
本当なら匠海の番外編でも書きたかったのですが、持ちネタが嵩ちゃんでした(--;
また、時間があれば、匠海バージョンも投下したいですねー。

それでは、またまた遊びに来て下さいませ~♪
 

嵩秀と未央

 投稿者:海月メール  投稿日:2009年11月26日(木)19時08分5秒
返信・引用
  「引越ですって?」
 甲高い声で苛立ちを含んでいるのが分かる。ぎゅっとつかんだのは目の前にあるスカート。
「嵩秀様。芽衣と遊びましょう」
 小さな男の子は声に怯えるように頷き、差し出された芽衣の小さな手を取った。
「まあ、レインフォレストの? 早く言って下さいな」

 背後に聞こえる母の声が柔らかくなったのが最後に聞こえて密かに安堵する。
「芽衣……、お母様のご機嫌は直ったのか?」
 寒河江家の遠縁にあたる芽衣はまだ高校生だが、嵩秀の遊び相手として屋敷に何度か招かれていた。
こうして招かれる親戚は芽衣だけに限らない。少しでも覚えをよくしようとその親たちが年頃の
子どもを嵩秀の遊び相手へと送りだしているのだ。
 中にはそのまま屋敷に仕えたりもする。嵩秀はそんなふうにして接近してくるよくも知らない
押し付けがましいお兄さんお姉さんが大嫌いだった。でも、芽衣だけは違った。最初に会ったときから、
嵩秀がどんなことを言おうとも、どんな態度を示しても、変わらずに芽衣を接してきた。
時に度が過ぎればたしなめることもあったが、徐々に嵩秀は芽衣に対して反抗的な態度をとることをやめ始めた。

 寒河江の家の中は、嵩秀の物心がつくころから両親が笑顔で仲良くする姿は見られず、嵩秀は甘えを
許されなかった。会社のことが優先な父親に、副社長として支える母親。仕事人としては共に才覚を
発揮していたが、小さな嵩秀には預かり知らなかった。
 社長と副社長。仕事の上での意見の対立。それを家に持ち込むことも少なくなくない。

 今日のこの揉めごとは、嵩秀の父が家の引越という大事を母の相談もなく事後承諾しようと
していたことが原因だった。話しが出てから機嫌の悪かった嵩秀の母は引っ越し先の近所に
大手企業グループ一族がいると聞き、機嫌を直したところで嵩秀は部屋を出た。

「僕もいつかお父様のようにならないといけないのかな?」
 きゅっと結んだ口を見て、芽衣は複雑な表情をする。嵩秀の両親の態度は納得できないものがあるが、
それを自分が言える立場でないことは高校生の芽衣でも分かっていた。
「お父様がお嫌いですか?」
「……お父様は凄い人だ。……でも、芽衣みたいに笑ってはくれない」

 握られる手に微かな力が加わったことを感じて、芽衣はぎゅっと優しく握り返す。そして、
庭に出たところで芽衣はしゃがみ込むと嵩秀と同じ目線になった。
「お父様もお母様も嵩秀様のことは気にかけてらっしゃいます。ただ、お忙しいので」
「分かっている。……そんなことは」
 嵩秀に会う誰もが、両親のことをほめたたえる。仕事の手腕を、功績を。そして、恵まれていると
羨ましがる。

「分かっているんだ……」
 5才にして諦めることを覚えてしまった嵩秀を芽衣はぎゅっと抱きしめた。
「今度のお引っ越しで、お友達ができるといいですね」

 * * *

「あなたがあの素敵な洋館に引っ越してきたの? お母さんに聞いたんだけど、同じ年だったね。
私は鈴木未央。あなたの名前は?」
 嵩秀の目の前に現れたのは、太陽の下でキラキラ光る目をした女の子だった。今までに嵩秀に対して
こんなふうに話しかけてくる子供はいなかった。
 いつでも様子を伺うようにして機嫌を取るか、明らかに年下の嵩秀に敬語を使う。そんな子供だった
のに、目の前の屈託のない笑顔を見て、呆気に取られた。

「あとね、あっちのおうちに総ちゃんって一つ年上の男の子がいてね。その子とこれから一緒に遊びに
行くんだけど。君も一緒に遊ぼうよ!」
 嵩秀は一度、家に帰り、親に遊びの許可をもらった。鈴木家の名前を出した母親はあからさまに
嫌そうにしたものの、その後に総司の名前を聞くと喜んで許可をした。

「あー! 来た。来た」
 家を出るとさっき自己紹介をした未央がいた。そしてその横には目つきの悪い少し背の高い男の子。
それと少し背の小さな男の子。
「これから、公園に行くんだ。ほら、行こう!」
 一瞬のためらいも、僅かな遠慮もなく、未央は嵩秀の手を握った。

「さっき言ったでしょ。こっちの男の子がうちのお隣に住んでる総ちゃん。こっちは弟の匠海ね。
さっきからおとなしいけど、私の名前覚えてる?」
 忘れるわけもなかった。嵩秀の中で未央と出会ったあの一瞬は脳裏に焼き付いている。
何の裏もない純粋な態度。ハスキーな声。そして……笑顔。
「未央だろ」
「やっと喋ってくれたね!」
 手を繋ぎながらも、早足で歩く未央に引かれる形で嵩秀は歩いている。こんなことも初めてだ。

 公園で遊ぶことも初めてだった。今まで同じ年の友達といっても結局は親同士の繋がりが
あっての友達であり、そこにも大人からの介入が存在していた。

 最初はぎこちなかった嵩秀も、わずかなぎこちなさを残す総司を見習いながらも未央と匠海の
遊びに親しんでいく。その変化に合わせて未央は色々な遊びに嵩秀を誘い続けた。

 何があるわけでもない、ただ走って遊ぶと言うのがこんなにも楽しいということを知らなかった。
息が切れるほど走って、お腹を抱えて笑って。そこにはいつも屈託のない未央の笑顔がある。

「未央。お前、なんか生意気だな」
「生意気? そんなの嵩ちゃんの方がよっぽど生意気だよ」
 嵩秀が何度言っても未央は変わらない。笑って受け流してしまう。

─── いつでも、どんなときでも、こいつだけは……。俺を嵩秀として、1人の子どもとして
見ている。俺よりもバカで、ただの病院の娘のくせに。なんだって俺はこいつを嫌いにならないんだ?
芽衣とは違う。未央だけは……未央だけは……俺にとって……
 

おめでとうございます

 投稿者:しいな  投稿日:2009年11月22日(日)19時34分54秒
返信・引用
  「スキンシップ」書籍化おめでとうございます!
書籍化前に読ませて頂きました。ひより可愛いですね。
「俺様~」の方も更新されていて、嬉しかったです。
匠海がちゃんと対象に見られるようになって良かったなぁ、って思っています。
私、匠海結構好きなので。

これからも頑張ってくださいね~!気長に更新お待ちしております。
それでは(^.^)/~~~
 

(^^)

 投稿者:海月メール  投稿日:2009年10月 1日(木)20時12分26秒
返信・引用
  >しいなさん
楽しんでもらえてなによりです♪
更新のなかった8月に息抜きがてら、さらーっと作った話なのですが、
まぁ、夢落ちパターンなので、ありがちな話になりましたw

未央はいつでも振り回されているけど、この話はその典型ですね。
それぞれのキャラの立ち位置なんかも楽しみつつ書きましたー。
また、機会があればここにこっそりと置いてみたいと思います。

「俺様~」の方、とりあえず重い山場は過ぎたので、また軽めの
テンポで、もう少し更新ペースも上げるつもり(あくまで予定です
けど……)でいるので、お付き合いいただければと思います。
 

笑っちゃいました。

 投稿者:しいな  投稿日:2009年10月 1日(木)18時30分23秒
返信・引用
  ぶはっ!すみません、↓のやつ思いっきり吹き出してしまいました。
お、面白いですね・・・。ってかじゃんけんってところがまた良いですよね、未央には可哀想ですけど。

今日俺様狂詩曲更新されてましたね!拝見いたしました。
なんとなく予想はしていたんですけど、びっくりな展開ですね。今後も楽しみにしています。
 

ブログから引越し

 投稿者:海月メール  投稿日:2009年 9月27日(日)11時15分42秒
返信・引用
  「未央……さぁ、結婚式だ」
「は? 嵩ちゃん。何言ってるの?」
「今更、逃げる気じゃないだろうな?」
 腕が引っ張られて引き上げられると、それに合わせて何かが一緒に動いた。

「うわっ! なに、この格好?!」
「なにって、未央が選んだウェディングドレスに決まってるだろ」
 ふわふわのスカートは完全に足を覆っていて、私の動きに合わせて揺れている。
いや、なんでウェディングドレス?そして、タキシードを着た嵩ちゃん。

────

バン!

「ぬけがけとはいい度胸だな! 未央が寝ている隙に貴様は何をした?」
「あーあ、思ったより気づくのが早かったな」
 勢いよくドアを開けて入ってきたのは総ちゃんなんだけど、
……その歩きずらそうな紋付袴は一体?

「今日は俺と未央との結婚式だと言ったはずだ。了承しておいてこの所業。
理由次第では許さないぞ」

 け、け、結婚?
「ま、待ってよ!! なんでそんな話しになってるの?」
 話しの分からない私に二人は同時に驚いた顔をする。
「覚えていないのか?」

 嵩ちゃんに向けるのとは、また違う種類の怒り。いや、だって。本当に分からないし。
「と、言うことは無効だな」
「馬鹿言うな。勝負はもう終わった。俺が勝ち、嵩秀は負けたんだ。
未央が忘れているのは忌々しいが、この際それは関係ない」

 いや、結婚の約束なんて……。覚えてないのを関係ないで一蹴されても困るよ、総ちゃん。
「待って、その勝負ってなんなの?!」

「「じゃんけん」」



「え?」
 さらに分からない。結婚と、勝負と、じゃんけん?
「そうだ。俺がパーで嵩秀はグー。正々堂々と勝負した結果だ。さぁ、行くぞ未央」
「ま、待ってよ、総ちゃんー!」

────

 気づけば今度は白無垢姿。いつの間に着替えたの?
「嵩秀に邪魔された分、時間がない。急ぐぞ」
 紋付袴。ピッチリと撫で上げた総ちゃんは、
レインフォレストグループの御曹司としての品格というか、風格が出ている。
いつも学校で見ている偉そうなお坊ちゃまとは違う。
 ……じゃなくて。本当にこのまま結婚しちゃうの?!
 おごそかな雰囲気で雅楽の演奏が流れる神前。流れに流されてきたけど、
このまま私はじゃんけんの勝負に勝った総ちゃんのお嫁さんに?

 神主さんの前で自分の運命を呪うしかない。祝詞を聞きながら、心の中では恨み節……。罰当たり。

────

「ちょっと、待ったー!」
 ざわつく社内。さっき、私と総ちゃんが入ってきた戸口に、立ちふさがる人物が。
逆行で顔は見えないけど、一体……。
「厄介な奴に見つかったな」

「俺を騙せると思うなよ。俺のいない間に勝手に行われた勝負なんて無効だ。
俺も正式な婚約者の一人だって忘れたわけじゃないよな?」
 この声。この喋り方……。
「春日君?」
 ジーパン姿で場違いながらも、堂々とした足ぶりで近づいてきたのは、やっぱり春日君。

「未央ちゃん。一緒に逃げよう!」
 手に手を取り合って逃亡ー!
 と言うか、わけのわからない状況から逃げたかったんだけど。

────

 そして、なぜか場所は夜行列車の中。清楚なワンピースに姿になった私と、
トレンチコートを羽織って顔を隠そうとしている春日君。
「ここまで来れば平気なはずだよ」
「なんだかよく分からないけど、取りあえずありがとう」
「いや。俺がいなかったばっかりに……」
 後悔をにじませ、悔しそうにしているけど、そろそろ説明が欲しいよ。
「俺がいれば、絶対にじゃんけんに勝ったのに!」

「はいぃ?」
 まだじゃんけんの話なの。いや、そもそもなんで私の結婚がじゃんけんで決まるわけ?
「でもこうして逃げてきたんだ。どこか静かな町で二人ひっそり暮らそう。
大丈夫、俺は質素な生活に慣れてるし、未央ちゃんも一緒ならがんばれる」
 いやいや、普通に家に帰りたいんだけど。
春日君が来たときには助かったと思ったのに、春日君までもがおかしい。

「ん?」
 くいくいっとワンピースの裾が引っ張れて振り返ると誰もいない?
「みーちゃん……。僕を……置いていっちゃやだぁ」
 子供の声? 振り返ったまま、視線を下げるとそこには小さな男の子が……。
でも、この呼び方って……。
 裾を掴んだまま下を向いていた男の子が顔を上げた。

「ぶはっ!」
 や、やばい鼻血が出るかと思った……。
ごつごつになる前、声がわりをしていない、小さいころの匠海。
 か、可愛い……!
「匠海君!それは卑怯だぞ!」
 バッと間に割って入る春日君。やっぱり匠海なんだ。でも、なんで小学生?
「未央ちゃんが気にいる姿になるとはっ!」

「みーちゃん。お願いだよ! どこにも行かないで! 僕と一緒にずぅーっといてよぉ」
 ふらふらとミニ匠海に吸い寄せられると春日君に腕を引っ張られる。
「だまされるな! もう、今の匠海は成長してゴツゴツの低い声なはずだ!」
 はっ! そうだ。匠海は私の一つ下で、こんなに小さいわけがない。

「橘先輩。余計なことを言うから……」
 再び橘君の影になって姿が見えないけど、声が……声が低くなってる。

────

「いたぞっ! 未央を返してもらうか」
 連結部のドアから入って来たのは紋付袴の総ちゃん。

「全て無効なら、未央は俺を選ぶはずだ」
 反対側のドアからはタキシードを着た嵩ちゃん。

「未央ちゃん。騙されるな。こんな俺様たちにこきを使われる一生より、自由に生きよう」
 トレンチコートの春日君。

「みーちゃん。一緒に家に帰ろう」
 ミニ匠海。

「さぁ、さぁ。誰を選ぶ?」

 総ちゃん。嵩ちゃん。春日君。匠海。
「…………私は……私は…………」

──────


「ごめんなさいっ!」

「はぁ?」

「へ?」

 目の前には怪訝そうな顔をした匠海。ちゃんと体が大きい方の。
「夜中にずげーうめき声が聞こえるから来てみたけど……」

「え?……うそ」
「起こそうとしたら、いきなり謝るから驚いた」
 いつもの部屋。カーテンが閉まってるけど、まだ夜中っぽい。
「どんな夢見たら、そうなるんだよ」

「夢?」

 それ以外に何がある。って、ぼそっと言い残して匠海は部屋から出て行った。

────────────────────────────────────────

ブログに載せてたのですが、流れるのが早いのでこちらにお引越し・・・。
しいなさんも楽しんでもらえれば・・
 

ありがとうございます!

 投稿者:海月メール  投稿日:2009年 9月27日(日)10時22分50秒
返信・引用
  >しいな 様
ご感想をありがとうございます!
設定は重めでも、コメディなので全体的に軽めにしてます。
楽しんでもらえたなら、とっても嬉しいです♪
落ち着いたらまた一気に連載の続きをやっていきたいと思うので、
お待ちくださいませ。
 

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